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本会議記録

2002年06月定例議会一般質問

日本共産党市会議員団
明戸和枝議員


 私は,通告のとおり,市長並びに教育長に質問をさせていただきます。

 まず1点目は,黒埼地区の学校給食センター方式の改善についてであります。

 今新潟市の学校給食は,自校方式,民間委託方式,センター方式という3つのやり方で実施されています。

 昨年度初めて中学校給食がモデル事業として,民間委託方式で2カ所実施され,検証委員会がことし8月までに4回開催される予定となっております。

 学校給食は,学校給食法で教育の一環として位置づけられてきました。

 つまり,食の教育の場なのです。

 ただ単に経費節減のためということでなく,子供たちにとっておいしくて,安全で豊かな給食とは何かを第一に考える必要があるのではないでしょうか。

 さて,黒埼地区は新潟市で唯一の市直営センター方式であり,新潟市黒埼学校給食センターでつくられています。

 現在の建物は,平成4年に独立して建てられ,10年目になりました。

 2002年度,ことしの平成14年度の供給対象は,小学校6校で児童数1,484人,中学校1校で生徒数766人,教職員181人となっており,合計約2,400食です。

 新潟市で,中学校給食の実施方法をめぐって給食問題がクローズアップされている今,改めて黒埼学校給食センター方式の検証を私は行ってみました。

 そこで看過できない点も出てまいりましたので,改善を求め質問させていただきます。

 その1,学校における給食の安全管理は万全か。

 実際に私は,黒埼地区にあります小学校6校と中学校1校全部を調査してまいりました。

 調査は,給食センターから運ばれてくる給食が子供たちが食べるまでどのように保管されているかであります。

 山田小学校は,給食の入ったコンテナが到着しますと,そのコンテナを給食準備室という部屋に入れます。

 かぎのかかるところです。

 この部屋は,搬入されたものがそのまま放置されているのは大変危険であることや,搬入場所がトイレの真ん前ということもあり,学校側が以前から強く対策を教育委員会に要望しておりましたが,教育委員会も急を要するということで,2001年度のことし1月に工事を行い,整備したものです。部屋の中を見せてもらいましたが,中には牛乳やデザートを入れる冷蔵庫,パンの保管庫,台車もありました。

 搬入は,牛乳,デザート,パンまたは御飯,コンテナとそれぞれ時間が違うため,立ち会いは4回になり,大変だとのことでした。

 先生の話では,以前は職員・来賓用の玄関のところに牛乳を入れる冷蔵庫を置いてありましたが,あるとき知らないおばさんが勝手に牛乳を取り出して飲んでいたことがあり,びっくりしたのだそうです。

 かぎのかかる部屋ができてよかったと喜んでおりました。

 立仏小学校は,用務員さんがコンテナが到着しますと,1階の分を除き,エレベーターに乗せて2階,3階に上げます。

 給食の時間まで間がありますので,廊下に置きます。

 コンテナにはかぎがかかっておりません。

 2階には職員室がありますが,「なるだけ職員室から見えるところに置いているんですよ」と先生が心配そうに話してくださいました。

 大野小学校も,コンテナが到着しますと,用務員さんが各階にコンテナを運んでおきます。

 コンテナなどかぎはかかっておりません。

 板井小学校は,保健室が搬入口に近いので,養護教諭が受け取ります。

 不在の場合は,ベルを鳴らすと職員室からだれかが受け取りに来ます。

 ここもコンテナなどにかぎはかかっておりません。

 木場小学校は,コンテナなどが到着しますとブザーを鳴らしてもらいます。

 そうすると,職員室から主に事務職員が受け取りに立ち会います。

 搬入する場所が職員室から離れたところにあり,かぎのかからないコンテナなどを放置しておくのは危険だということで,とりあえず搬入口のスペースを戸で仕切り,子供たちの手が届かないよう,戸の高い場所に簡単なとめ金をつけておりました。

 黒鳥小学校は,学校経費の予算の中で,搬入スペースを仕切り,かぎをかけられるよう,夏休みに工事をやる予定だということでした。

 黒埼中学校は,建物を改築するときにかぎのかかる配ぜん室を各階にエレベーターとともに設置しております。

 事務職員が給食を受け取ります。

 給食時間になると,生徒が1階の配ぜん室に取りに来ます。

 エレベーターが各階にあるのですが,用務員が2名のため,コンテナを2階,3階に運んでも,生徒に渡すときに間に合わないので使用していないそうです。

 細かく状況を説明しましたが,以上が今の現状であります。

 大阪の池田小学校の事件では,学校の危機管理をどうするかが大きな問題となりました。

 黒埼地区における子供たちが毎日食べる学校給食の安全管理が万全と言えるのか,認識をお伺いいたします。

 また,緊急に給食を保管する部屋や配ぜん室の設置,またコンテナにせめてかぎをかけられるようにするなど,対策を講じるべきではないでしょうか。

 新潟市は,O157事件以後,文部省の示した学校給食衛生管理の基準を適用しているようですが,衛生検査の項の施設の構造,機能では,「配ぜん室は外部からの異物の混入を防ぐため,廊下等と明確に区分されていること,またその出入り口には原則として施錠設備を設けていること」,事後措置の項では,「施設の構造に欠陥または故障箇所があれば,速やかに改善,修理するなどの措置を講じるようにする」と,はっきりと書かれています。

 その2,センターから給食を運ぶ配送車をふやして調理のでき上がりの時間をおくらせてほしいが,どうか。

 現在は,市の所有する車が2台ありますが,配送は業者に委託しています。

 2台で3回のコースに分けて給食センターから運んでいます。

 出発時間は,1回目が10時40分で,1号車は黒鳥・木場・板井小学校,2号車が山田小学校です。

 センターに引き返し,2回目が11時10分に出発,1号車が大野小学校,2号車が立仏小学校です。

 またセンターに引き返し,3回目が11時40分に出発,1号車,2号車とも黒埼中学校へと向かいます。

 この出発時間に合わせ,調理もでき上がります。

 1回目は10時30分にでき上がります。

 何と給食時間の約2時間前です。

 黒鳥・木場・板井小学校は,特に量も少ないので,どうしても冷めてしまうそうです。

 あえものやサラダなどは,先ほどの文部省の衛生管理基準では,「あえる時間をできるだけ配食の直前にしたりするなど,適切な温度管理や喫食までの時間の短縮を図ること」と書かれておりますが,センター方式ではそれとはほど遠い現実があります。

 新潟市の自校方式の小学校にお聞きしましたら,12時15分にでき上がるとのこと。

 何ともうらやましい限りです。

 黒埼の給食も,車の台数をふやせば,もっと調理のでき上がりの時間をおくらせることができます。

 そうすれば,今よりも温かくておいしい給食を子供たちに食べさせられます。

 同じ新潟市の子供たちです。

 ぜひとも車をふやしていただきたいと要望しますが,どうでしょうか。

 その3,パン皿の購入についてであります。

 現在ビニール袋に入れているが,その費用は幾らか。

 現在黒埼地区においては,パンがビニール袋に一つ一つ入れられて納入されています。

 それをそのままトレーにじかに置いて食べています。

 つまり,パン皿がないのです。

 今センター方式で使用している食器は,御飯わん,汁用わん,ステンレス皿,どんぶりの4種類です。

 自校方式は,パン皿,中皿,ランチ皿,御飯わん,汁用わんの5種類です。

 民間委託方式では,ランチルーム用として,強化磁器食器を7種類用意しました。

 このようにまちまちですが,パン皿がないのは黒埼のセンター方式だけです。

 食事のマナーも教育の一環であります。

 皿があれば,ビニール袋も必要なくなり,ごみの減量にもなります。

 また,ビニール袋代とパンを詰める手間代を給食費に上乗せして保護者が負担しています。

 食器は市が用意することになっておりますので,この点からも早急にパン皿の購入をすべきであります。

 その4,揚げ物はすべて冷凍だが,手づくりにできないか。

 センター方式では,大量調理とでき上がり時間との関係で,冷凍の加工食品が多く使用されているのが一般的のようです。

 黒埼では,揚げ物はすべて冷凍のものをセンターで揚げています。

 おいしさ,安全の面からも手づくりを検討していただきたいと思いますが,どうでしょうか。

 その5,センターの設備で入れかえ時期に来ているものはないか。

 今のセンターは,1992年(平成4年)に設置され,10年が経過しています。

 ボイラーの配管パイプからの蒸気漏れ,洗浄機のモーター回転部分の調子が悪いなど,最近は故障の頻度も増しているようであります。

 入れかえの時期に来ているのではありませんか。

 センターでは大量に調理しておりますので,早目の対処をお願いいたします。

 その6,健康維持の面からも,調理員の増員を考えるべきではないか。

 現在のセンターの職員体制は,栄養士が2名,事務職員が2名,調理員は正規が4名とパートが11名です。

 調理員の正規のうち,3名が男性です。

 センターでは,コンテナに食缶や食器などを詰め込み,そのコンテナを配送口まで運ぶのは男性がやります。

 重いからであります。

 また,どうしてもセンターでは重いものを持つことが多いのですが,2人で持てばいいとわかっていても,時間がないため1人で持ってしまい,腰痛になってしまったというお話を伺いました。

 調理員の健康を害さないためにも増員を考えていただきたいですが,どうでしょうか。

 その7,黒埼南小学校の給食は自校方式を取り入れ,おいしい温かい給食を子供たちに食べさせてはどうか。

 黒埼南小学校は,黒鳥,木場,板井の3校を統合してできる学校です。

 現在の3校の給食の食数は300に満たない数です。

 自校方式では,食物アレルギーの子供が今ふえておりますが,アレルギーの子供への対応もセンター方式と違い可能となります。

 そのほかにも,これまでさまざまな面からセンター方式の改善点を指摘しましたが,これから建設予定の黒埼南小学校は自校方式にしてはどうでしょうか。

 今設計にかかっておりますが,ランチルームは最初から予定にありましたが,調理室を設計図に加えてください。

 ちなみに,調理員は新しい基準ですと正規職員2名,パート1名が必要となります。

 前年の6月議会で同僚の高橋博男議員が同じように自校方式の質問をしましたが,そのときの加藤教育長の答弁は,「黒埼地区での給食事業は,合併協定書において合意しましたとおり,現行の方式で実施してまいりたいと考えております」でした。

 私の願いは,協定どおり現行のセンター方式を今すぐやめるのではないが,現在のセンター方式における現状を踏まえるならば,これから新しく建設予定の黒埼南小学校は自校方式で実施し,おいしい温かい給食を実現してほしいということです。

 これからの未来ある子供たちの健やかな健康づくりのために,もっと教育にはお金をかけるべきではないでしょうか。




 2点目は,黒埼地区社会福祉協議会についてであります。

 合併協議では,黒埼町社会福祉協議会は合併時に統合し,新潟市社会福祉協議会の地区社協とすることになりました。

 事務局の職員はそのまま引き継ぐ,ただし当分の間となっています。

 新潟市のほかの地区社協は,すべて地区事務所長が事務局長を兼任し,厚生係が事務局員を兼任しています。

 黒埼地区社協の事務局は専門の職員ですから,おのずと活動スタイルも違ってきます。

 老人クラブなどの団体並びにボランティア活動の推進,援助などは,事務局の果たす役割が大きいと言えるでしょう。

 そこで,質問その1,黒埼地区いきいきサロン(地域の茶の間)への財政支援について。

 新潟市との合併前に事務局が一生懸命に取り組んだいきいきサロン事業は,2002年(平成14年)4月現在,黒埼地区内に10カ所もできました。

 この事業は,県が高齢者の社会的孤立感の解消,健康の維持,向上及び生活の質の向上,地域における福祉コミュニティづくりの推進を図ることを目的として実施したものです。

 黒埼では,準備期間を経て,2000年(平成12年)1月に初めてまず1カ所で開始され,その後も次々とふえていき,10カ所にもなったわけです。

 運営主体は,ボランティアが7カ所,老人クラブが3カ所です。

 月に1回ないし2回開設されており,参加者は1カ所約20人前後となっています。

 現在,黒埼地区社協の事業費は年間約200万円です。

 この中からいきいきサロンには,活動費として参加者1回1人につきわずか30円が支給されています。

 保険代を合わせても,年間で11万3,000円です。

 10カ所分であります。黒埼地区社協としては,ほかの事業もあり,これ以上は難しいとのことです。

 人的な面は,ボランティアが本当に献身的にやってくださっているのですが,参加者から100円くらい徴収し,簡単な昼食を出して喜んでもらおうと頑張っているところなどは火の車です。

 せっかく地域で始めたいきいきサロンがこれからもお金の心配なく続けられるよう,新潟市にとっては小さな金額過ぎて心苦しいくらいなのですが,もう少し財政的な支援をしていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 その2,黒埼地区社協の事務所は老朽化しているが,改築すべきではないかであります。

 現在の事務所は,新幹線の工事の際に使用したプレハブを払い下げてもらい,昭和57年に建てかえたものです。

 当然のことながら,よくもっているなという感じです。

 2階建てで,事務局の部屋は2階にあります。

 エレベーターがあるわけでもなく,高齢者や障害者などが利用しにくい状態です。

 合併前にも事務所のことが幾たびか問題となりましたが,残念ながら今もってそのままであります。

 先ほども若干触れましたが,黒埼地区社協は専門の職員がおるからこそ,人任せでない事業展開ができるのではないでしょうか。

 2002年度(平成14年度)の事業計画では,今までの事業に加え,新規事業として友愛訪問事業,安心箱の配布,ふれあい給食会の実施など,意欲的に取り組もうとしています。

 地域福祉の充実のために活動する黒埼地区社協の拠点ともなる事務所の改築をぜひとも検討すべきではないかと考えますが,どうでしょうか。




 3点目は,地域における高齢者の支援強化についてであります。

 この質問をするに当たっては,実はとてもつらい出来事がありました。

 私にある人から相談がありました。

 その相談とは,自分の親戚に70歳代の人がいるが,ひとり暮らしで子供もいない。

 腰が痛くて歩くのがやっと。

 家にふろがなく,入浴券を利用しているが,ぐあいが悪いとなかなか行けない。

 御飯もちゃんと食べれないようだ。

 それなのにとても我慢強くて,ほかの人に頼ろうとしない。

 どうしたらいいだろうかということでした。

 いろいろと考えたのですが,以前黒埼町のときにも似たようなケースがあり,保健師さんに訪問してもらい,何とか在宅サービスを受けられたことがありましたので,今回も保健師さんに,「この地域を訪問しているんですが,いかがですか」ということで,それとなく訪ねてもらうことにしました。

 1回目の訪問では,最初は保健師さんを不審者だと勘違いしたそうですが,玄関での立ち話で,5分で終わったそうです。

 2回目の訪問は約20日後,居間に本人はいましたが,保健師さんはやはり玄関で立ち話でした。

 腰が痛いと言っていました。

 血圧測定は拒否しています。

 もっと早目に訪問しようとしましたが,ほかの用で行けず,3回目は1カ月以上経過していました。

 本人は調子悪そうで,表情が険しい。

 「家に入ってもよろしいですか」と尋ねると,「どうぞ」という返事があり,初めて家に上がって話をしたそうです。

 腰痛がひどく,手足がしびれる。

 買い物もおっくう。

 入浴も最近していない。

 食欲もない。

 きょうのお昼は大福2個のみ。

 月曜日に友達に病院に連れていってもらうと言っていたそうです。

 時々話をしながら涙ぐむので心配になり,その日は金曜日だったので,私に相談した人に休日に来てもらおうと連絡をしましたが,通じなかったのだそうです。

 そして月曜日,病院に連れていく予定の友達が朝電話をしても出ないので,おかしいなと思い訪ねたところ,みずから命を絶ってしまっていたのです。

 亡くなったとの報告を受け,私は本当にショックでした。

 このようなことが起こらないように,ぜひとも地域における高齢者等の支援を強化すべきではないかと思いました。

 質問その1,ひとり暮らしの高齢者等の実態把握について。

 介護保険が始まってから,介護が必要な人はケアマネジャーに相談して介護認定を受け,サービスを利用しています。

 しかし,行政としてどこまで状況をつぶさにつかんでいるかというと疑問であります。

 また,介護が必要でない人であっても,ひとり暮らしの高齢者等の生活や体の状態など,行政が率先して実態を把握する必要があると思いますが,どうでしょうか。

 今はつかんでいるのでしょうか。

 単なる数でなく,実態をつかんでください。

 その2,ひとり暮らしの高齢者等の精神的ケアについて。

 今回の件で,高齢者が生き生きと希望を持って過ごすためには,精神的なケアが非常に大事だということがわかりました。

 高齢になっていけば年金生活になりますが,今の全体に乏しい年金額では生活も決して楽ではありません。

 また,病気になる率も高まりますが,医療費の負担の重さはひどいものです。

 今また小泉内閣はさらに高齢者の負担をふやそうとしておりますが,許せません。

 このように,生きていくのが本当につらくなるような状況が現実にあります。

 なかなか人に頼ろうとしない。

 しかも,歩行困難などのため,さまざまな催しがあっても出かけにくい人がおります。

 例えば身分もはっきりしており,専門知識のある保健師さんの家庭訪問は有効であります。

 何回か訪問することによって,その人の心に触れていき,信頼関係ができていくのではないでしょうか。

 人と接することができることによって,元気さを取り戻していくのではないでしょうか。

 ひとり暮らしの高齢者は,特に孤独と不安がつきまとうことでしょう。

 精神的なケアは難しい面がありますが,これからもますます高齢化社会になり,ひとり暮らしの高齢者がふえることを考えれば,地域での助け合いと同時に,行政側からの働きかけも重要であります。

 真剣に対策を検討する必要があると思いますが,どうでしょうか。

 その3,保健師の訪問活動の強化について。

 地域保健福祉センターの保健師さんの訪問活動は,保健師さんの仕事の中でも重要視されており,一番比率の高い活動です。

 2000年度(平成12年度)は,全体の24%となっております。

 訪問対象は,母子関係,成人疾患関係,心身障害者,精神障害者,結核など多岐にわたります。

 訪問する実人員数の数字も年々増加する傾向にあります。

 2002年度(平成14年度),地域保健福祉センターの保健師の配置状況を見ますと,ことし4月1日現在,保健師が担当する地区人口・世帯は黒埼地区が一番少なく,人口2万6,765人,8,571世帯に5人の保健師の配置です。

 約5,000人,2,000前後の世帯数を1人が担当します。

 ところが,ほかの地区を見ますと,1人の保健師が一番多く担当しているところで約2万4,000人,9,000世帯であり,地区によってばらつきがありますが,多くは1万5,000人前後,5,000世帯前後という状況であります。

 まさに人間の顔が見えなくなってしまう数ではないでしょうか。

 精神障害者の増,また社会問題となっている児童虐待,育児相談などを考えれば,保健師さんは多忙をきわめていると思われますが,ぜひとも訪問活動を強化していただきたい。

 しかし,保健師の人数をふやさない限り,根本的な解決にはならないと思いますが,どうでしょうか。

 以上,質問とさせていただきますが,誠意ある御答弁をお願いいたします。(拍手)




◎市長(長谷川義明) 明戸議員の御質問にお答えいたします。

 私からは高齢者施策に対する基本的な考え方について申し上げ,その他の御質問につきましては担当部長が答弁いたします。

 21世紀を迎え,本格的な高齢社会が進展する中で,本市におきましては,市民一人ひとりが大切にされ,いきいき生きる健康福祉都市の実現を目指して,保健,医療,福祉の総合的な施策を展開してきたところであります。

 在宅の高齢者施策といたしましては,高齢期を迎えた市民が住みなれた地域で自立し,生きがいを持ちながら充実した日々を送ることができるよう支援することが大切であると考えております。

 したがいまして,今後とも民生委員による訪問や,訪問介護などの在宅サービスや,介護予防・生活支援事業を初めとした福祉施策の充実に努めるとともに,健康づくりやスポーツ・文化活動の支援,生涯学習の環境整備などを推進しながら,高齢者の生きがい対策や社会参加の促進を図ってまいりたいと考えております。

 私からは以上でございます。

◎保健福祉部長(佐藤満夫) 明戸議員の御質問に順次お答えをいたします。

 初めに,黒埼地区社会福祉協議会のいきいきサロンについての御質問でございますが,いきいきサロンや地域の茶の間は,地域の高齢者が楽しいひとときを過ごしながら交流する憩いの場として開設され,基本的に地域の方々のボランティア活動で運営されております。

 また,運営費につきましても,参加者から昼食代やお茶代などの実費相当を負担していただく形態が一般的となっております。

 したがいまして,運営費についての財政支援は難しいと考えておりますが,閉じこもり予防などを目的に,地域の高齢者を地域で支え合うこの事業の拡大を図っていただく必要がございますので,今後新たに開設する際などの支援のあり方について検討してまいりたいと考えております。

 次に,黒埼地区社会福祉協議会の事務所についてでございますが,御案内のように,事務所は黒埼町当時から黒埼支所の分室に設置されておりますが,現時点では老朽化による分室の改築の予定はありません。

 今後,老朽化の推移を見ながら,事務所のあり方について社会福祉協議会と協議をしてまいりたいと考えております。

 次に,地域における高齢者の支援強化についての御質問でありますが,ひとり暮らしの高齢者等の実態把握と精神的ケアにつきましては,本市ではこれまで保健師が,民生委員の御協力をいただきながら,ひとり暮らしの世帯などを訪問し,心身状況や家族状況などを把握するとともに,市内22カ所の在宅介護支援センターが,地域保健福祉センターなどとの密接な連携を図りながら,介護予防サービスや介護ニーズの評価を行うなどの対応を行ってまいりました。

 また,ひとり暮らしの高齢者等への生活支援事業として,生活支援ヘルパーの派遣やあんしん連絡システム事業,閉じこもり予防のふれあいデイルームなどを実施してまいりました。

 今後とも,地域の方々や民生委員,保健,医療,福祉の関係者の連携強化を図る中で,在宅高齢者の生活支援に努めてまいりたいと考えております。

 また,実態把握につきましては,プライバシーの問題もございますので,一定の限界があり,難しい面もありますが,民生委員などの御協力をいただきながら,これまで以上に把握に努めてまいりたいと考えております。

 次に,保健師の訪問活動の強化についてでございますが,地域保健福祉センターの保健師の訪問活動は,本人や家族,民生委員などからの相談や連絡に基づき,家庭で健康相談や保健指導を行い,病気の予防を初め,健康の維持,増進に努めるなど,市民の健康づくりに大きな役割を果たしてまいりました。

 保健師の配置につきましては,各地区の管内人口や高齢化率などを考慮しながら定めており,センター全体では47人の体制となっております。

 昨年の訪問実績は,高齢者や障害者,難病患者など,実人員で約3,600人を訪問しております。

 今後とも,高齢者を初め市民の健康づくりなどを支援するために,民生委員,在宅介護支援センターなどとの連携を図りながら,訪問活動の充実に努めてまいりたいと考えております。

 保健師の増員につきましては,現状の配置状況を見ますと,これ以上の増員は難しいものと考えております。

 以上でございます。

◎教育長(加藤健一) 明戸議員の黒埼地区の学校給食センターの改善についての御質問に一括してお答えします。

 新潟市の学校給食につきましては,方式のいかんを問わず,黒埼地区を含め,市内の全児童・生徒に安全でおいしい給食を提供することを基本にしております。

 黒埼学校給食センターにおきましても,安全管理を最優先に運営していかなければならないと考えており,食材調達や調理から食器の洗浄,保管までの一連の作業を見直していく中で,配送の時間,センターや学校の施設,設備などの整備について検討を加えた上で,順次計画的に実施したいと考えておりますが,かぎの設置など緊急を要するものにつきましては,早急に対応してまいります。

 さらに,調理員の人数につきましても,腰の負担を軽減するような作業方法の改善とあわせて今後検討してまいりたいと考えております。

 なお,パンをビニール袋に入れる経費は,1人当たり1食5円となっております。

 また,黒埼南小学校の給食につきましては,現在のセンターの能力を十分に活用する意味から,合併時の協定に定められたとおり,センター方式で実施してまいりたいと考えております。

 以上であります。

               〔明戸和枝議員 発言の許可を求む〕

◆明戸和枝  学校給食の関係でありますが,まとめて教育長は答弁してくださったので,私の方で今解釈をしたいと思うんですが,かぎは早急につけてくださるということで確認したいと思います。

 パン皿の購入についてでありますが,今現在,今ほど答弁がありましたように,ビニール袋代,詰めるのも合わせて5円が給食材料費として保護者が負担しているわけなんですが,このパン皿も早急に購入してくださると理解してよろしいんでしょうか。

 それと,配送の関係なんですが,先ほど配送の時間を考慮するんだということなんですが,今の2台の車の中での配送の時間を検討するということなんでしょうか,それとも私が要望したように,車をふやして配送の時間を考えてくださるということなんでしょうか,この点を確認したいと思います。

◎教育長(加藤健一) 明戸議員の再質問にお答えいたします。

 先ほど,その一連の見直しの中で施設,設備などについて検討を加えるということを申し上げました。

 今再質問にありました点につきましても検討の対象にしたいと思っておりますが,ただ若干のコメントをいたしますと,かぎにつきましては,再質問のとおり,できるだけ早急にやりたいと思っております。

 パン皿の購入でございますが,これは単にパンの皿の設備投資といいますか,そういったものを買うという投資のほかに,先ほど明戸議員の中で2,400人対象というふうに数字が示されましたけど,皿も2,400食分ふえるということで,当然作業員の,調理員の作業量がふえることになります。

 そうしますと,それらの人的な手当てをしなければ,調理員に負担を強いることになります。

 そういったことも十分に考慮する中で,慎重に検討するべき問題であるというふうに思っております。

 それから,配送車の問題ですが,これは先ほど申し上げましたように見直しの対象に入っておりますけども,これもいろいろなものを考えながら検討していきたいと,こう思っております。

 以上であります。

               〔明戸和枝議員 発言の許可を求む〕

◆明戸和枝  済みません。しつこいようですが,パン皿なんですが,今現在トレーのところに,例えばこういうトレーのところにビニール袋に入れられたものがじかに置かれているという状態で黒埼地区の子供たちは食べているわけですね。先ほど申し上げましたように,自校方式ではきちんとパン皿の上にパンを乗せてと,ランチルームでもそういうふうな形で食べているわけなんですが,やっぱり私は教育の,マナーの一環ということもやっぱり教育委員会としては考えていかなければならないというふうに思うんですね。

 そういう点からですね,センターですから量は多いわけですね。

 2,400枚必要だと,これは絶対に崩せない数ですが,例えばですね,パン皿が1枚例えば幾らかかるのか,そういうですね,ことも考えながら予算を組み,そしてこれがですね,今現在洗浄の中に人的な面が含まれていないわけですから,今ほど教育長も言ったように,やっぱり洗う,そういう人的な支援もぜひともやっぱり早急に整備しながら,やっぱり黒埼地区だけがいつまでもパン皿がないということのないように,やっぱり整備していただきたいというふうに思います。

◎教育長(加藤健一) いろいろ御提案いただきまして,大変ありがとうございました。

 そういったことも含め検討してまいりたいと思います。



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